母の心臓手術にいたるまで②

美容鍼灸師の柴田(しばっち)です。

 

そして、お話しは続きです。

どのような状況にあり、手術のタイミングはいつが良いのか。高齢になってくると、手術したせいで筋力がおちて寝たきりになる、とか、手術しなかったからQOL(生活の質)が落ちて、外にでなくなって老人性うつになったりとか、いろいろな面でリスクを考えてしまいます。

 

なので、手術するタイミングを知りたくて、先生に確認しました。

動脈弁の狭窄は重症なので、いつ死んでもおかしくない、とのこと。いや、ここういういい方ではないですよ。わかりやすく言うとです。通常1cmの直径はほしいところで、0.5㎜まで直径が狭くなると死にいたりますと。うちの母の場合は0.67㎜なので、あぶないです、ということでした。

数字で聞くと、確かに、そりゃ危ない!と確信できました。

 

で、手術することに決めたのですが、TAVIの場合は、条件があるので、心臓以外に問題ない場合は胸を開いた手術になるかもしれないとのことでした。高齢といっても、80代前半はまだ若いらしい・・・・

ただ、カラダが小さいので、TAVIでやりましょうと言ってもらえました。

 

手術日は母も心細い感じで、血圧上がり気味でしたが、TAVIの手術は予定通りに順調に終わり、主治医の先生からも問題なかったとのこと。ただ、明日以降に手のしびれなどが出る可能性もありますとのことでしたが、翌日も大丈夫そうでした。翌日には、医療器具をつけながらも、めっちゃおかゆ食べる母をみて、ちょっと頼もしすぎて笑いました。お腹減ったといって、がっついてましたから。

 

TAVIの手術はすごいです。術後すぐにこんなに元気なんですもんね。

やっぱり、この手術方式にしてもらってよかったと思っています。大動脈弁が置換ではなく、留置という方法なので、5年後のリスクがまだわからないらしいのですが、開胸手術をしていたら、もっと回復に時間がかかったでしょうし。体力も落ちてしまったと思います。

 

手術ができるかどうかの検査がちょっと大変ですが、最近の医療技術の進歩はすごいなぁと改めて思いました。

 

もし、大動脈弁の手術が必要で、TAVIを考えていらっしゃる方がいらっしゃったら、少しでも参考にしていただけたらと思います。

 

ではでは