先天の氣、後天の氣

こんにちは。美容鍼灸師の柴田です。

東洋医学に触れる際に、よく出てくるのが氣です。

氣は目に見えないエネルギーのような光のような空気のような・・・ものなので、なんとなくわかる人もいれば、ぜんぜん意味不明と思う方もいます。

とはいえ、東洋医学では人は氣がすべての原動力、人は氣でつくられている、という考えなので、よく出てきますしけっこう納得する部分もあります。

 

氣には、体質的な意味の氣と生活環境によって変化する氣があります。

生まれたときに親から授かる精は「先天の氣」と呼ばれます。これは生まれつきの体質的なことを意味していて「腎」にあるとされています。腎臓ではありませんよ。このへんがまざるとこですけど。で、よく丹田といわれるお臍の下あたりに宿っていると思われます。なので、お腹を触らせていただく際に、そのあたりの様子を見させていただいています。

 

次に「後天の氣」というのがありまして、これは飲食することで、消化吸収され全身に栄養がめぐって精力、活力となる氣を意味しています。

お肉を食べて精をつけるぞ!というのは後天の氣を補うということですね。

後天の氣はまさしく栄養であったり血や津液になったりするわけです。

 

このように「氣」の話だけでも、その方の体質と食べ物の重要さをあらわしていますよね。後天の氣は口に入るもので作られるので、バランスの悪い食事や偏食、添加物などに気をつけて規則正しい生活をすることで、後天の氣が健康なカラダを維持してくれるんですね。

今日はざっくりした「氣」のお話しでした。後天の氣はさらに種類に分かれていきますが、それはまた別な機会に…ではでは(^O^)/