皮膚について考えてみた

こんにちは。美容鍼灸師の柴田です。今日は、いつもお客様にご説明しているお肌のことを考えてみました。学生のときに解剖学で細胞分裂における胚葉についてを思い出し、皮膚の表面と真皮では胚葉の種類が違うよなぁと、ふと思ったのです。

なんだか難しそうな言葉ですが、脊椎動物(ひとも含む)の細胞分裂のカテゴリー的な話でして。

 

同じ皮膚でも、表面は外胚葉由来で、真皮は中杯葉由来ということになりまして。ようは、表面と内側の真皮では細胞分裂のときにすでに違うものとしてできているって話です。なので、いつもご説明しているのですが、保湿は外からのアプローチ。自分に合った化粧品等でしっかり外からうるおいを閉じ込めていただきたいのです。でも、すごくよさそうなコラーゲン入りとか書いてあっても、ほぼ、真皮までには入りませんよ、といっているのはその辺がからんでくるんです。

 

そして、皮膚の病気などもこの外胚葉由来か、中胚葉由来かによって治療方法が違ってきます。見た目が同じような症状でも皮膚科できっちり調べていただいたほうが良いのは、このような違いがあるからなんですね。

皮膚の症状の原因や深さによって、どんな治療が効きそうかを皮膚科の先生は決めるのだそうです。

 

浅層性疾患(外胚葉由来)

外からのアプローチ:外用薬=ぬり薬、冷凍、レーザー、…
深層性疾患(中胚葉由来)

内からのアプローチ: 内服薬=のみ薬、局所注射、手術、…

 

美容鍼、鍼治療も、深層へのアプローチができるのが特徴です。

皮膚病に対しての治療ではありませんが、皮膚の内側に針刺激を加えることで自己免疫を利用してお肌の健康を維持していくというものなんですよ~。

なので副作用というものもなく、自分の免疫機能を使って細胞から活性化するということで、昔から体の治療にも針灸治療があったんでしょうね。

昔の人は、やっぱスゴイ!そして現在までこの治療方法が継承されていることもすごいことだなぁ、なんてことも考えちゃいます。

 

と、ちょっと難しい話みたいになっちゃいましたね。これは、自分の勉強のメモとしても書いてみました。

ではでは(^O^)/