こんにちは。鍼灸師の柴田です。
鍼治療の症例の中で、重要なツボがあります。
肩こり・背中のコリ・腰のコリ、下肢の痛み等、全身にかかわっているツボはお尻にあります。
もちろん、お尻だけではありませんが、お尻はかなり重要です。
座ったきりの仕事をされている方、お尻に全体重がかかっていますよね。
となると、お尻の筋肉も固くなってしまいます。そうすると、腰がいたくなったり、背中が張ったり、肩こり(というか肩甲骨の周辺)に問題が生じてくるのです。
このような症状に、手足のツボからお尻のツボをつかって改善することがあります。また、だれでも、中殿筋や大殿筋をもみほぐしてもらうと気持ちがよかったり、強く押すと「あーっ、そこ、痛いー」となる筋肉があります。
鍼は筋肉の中の塊を血流をよくすることで柔らかくする作用がありますので、お尻のツボをつかうと改善する例が多くあります。
また、セルフケアとしてはやはりストレッチがおすすめ。
お風呂あがりにお尻から太ももをほぐす、伸ばす等のストレッチをしてみてください。膝や腰が痛い方は無理せず、できる範囲で行ってください。
一般の方にはヨガによるストレッチ効果もおすすめしています。
鍼灸治療に加えて、ヨガやストレッチを加えていただくと、筋肉もほぐれるので、体が楽になりますよ。ぜひ、はじめてみてください。